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インフォメーション
安倍首相が2020年4月7日19時の会見で、「緊急事態宣言」を宣言し法第32条を発令しました。
新型インフルエンザ等緊急事態宣言によるものです。新型コロナ「緊急事態宣言」とは何かについては、リンク先を参照してください。
感染拡大が止まるよう各自、最善を尽くしましょう!
さて、今年は、地球環境に関するスーパーイヤーと言われていますが、主要な国際会議が次々と中止や延期になりつつあります。まるで地球の摂理を司る「八百万の神々」が新型コロナウイルスという使者を出して、人々を試しているようにも見えます。地球環境のことをよく考えて開催しなさいと!
現在の事態で、良く例に挙げられるスペイン風邪があります。第一次世界大戦時に起こったスペイン風邪の教訓があります。100年前の出来事ですが、戦争は最大の環境破壊なのです。もう一つの環境破壊は、世界保健機関(WHO)によると、“過去30年間”に人間が新たに感染した30以上の新種の伝染病のうち75%が、動物が起源で人間に伝播していると言われています。この背景には、急速な人間や野生動物の生活・生息環境や行動様式の変化、そしてそれに伴うストレスの増加などが指摘されています。
最近では、気候変動による地球環境の危機を気候危機と呼んでいます。
私たちは、これまで地球環境の自然資本を食い潰し続けています。自然資本のイメージとして、過去に「里山資本主義」と言う書籍が出されましたが、これからは“地球環境資本主義”の時代だと思います。
2021年に、延期になった国際会議、そして翌年の22年は、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開催された環境と開発に関する国際連合会議(通称:地球サミット)から30年になります。
ちなみに、10年後の2002年には、ヨハネスブルグで開催された、持続可能な開発に関する世界首脳会議(第2回地球サミット、リオ+10)そして20年後には、リオ・デ・ジャネイロで国連持続可能な開発会議(リオ+20)が開かれています。
2022年は、リオ+30ではなく、SDGs(持続可能な開発目標)の見直しも含めた、新たに地球レベルで生態系を基軸とした“地球環境資本主義”の在り方を考えなければならないと感じています。
いつもリアル・コンサベーションのページを閲覧して頂きありがとうございます。
全国的に新型コロナウイルスによる心配事が増すばかりですが、4月1日と言えば、エイプリルフールですが行政的には、様々な制度が施行された“施行日”です。カレンダーも盛りだくさんになりました。カレンダーを見て、過去を振り返って、今日からどんなことが始まったのか考え、感じて頂ければ幸いです。
これからのSDGsは「+B」が重要になります!
ご存知のように、SDGs(持続可能な開発目標)は、17の目標と169ターゲットが示されてます。
そして目標14(海の豊かさを守ること)と目標15(陸の豊かさを守ること)では、生物多様性条約第10回締約国会議で合意された2020年までの目標に合わせて、複数の目標の達成年が2020年となっています。
https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/
SDGsの専門家、蟹江先生に確認しました。
今年の生物多様性条約第15回締約国会議でポスト愛知目標が合意されたら、目標14と目標15は、書き換えられるのか?
答えはノーでした。
SDGsは、困難な議論の末、世界で合意されたものであり、14と15だけ目標年を変える動きをすれば他の目標も変更して欲しいということになりパンドラの箱を開けることになりかねない。従って、目標年は変更されないとのことでした。
このことは、ある会議で環境省に確認したところその旨認識しているとのことでした。つまり2021年からSDGsが独り歩きすれば、14と15は、終わったものとされてしまう危険性があるのです。
これからはSDGs+Bが必要なのです。BはBiodiversity当然ですが。