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今西錦司さん生誕119年
今日は、今西錦司さんが生まれて119年になります。来年の今日は、120年、何か記念イベントが欲しいところです!
1902年度1月6日生まれ。
短く言えば、生態学者で人類学者です。
詳細は、こちらのサイトが分かりやすいです!
https://www.ifsa.jp/index.php?imanishikinji
https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009250007_00000
私が今錦さん(略称)を知ったのは、大学に入ってからです。
下宿の同級生が読書家で、バイトして、金を貯めては、神田の古本屋街に行き、紙袋に入るだけ自然系の本を買い漁ってました。
その同級生と共通する学者が今錦さんでした。
自宅にある書籍は;
『生物の世界』(講談社文庫/新版中公クラシックス 2002年)
『私の進化論』(新思索社、新版2000年)
『進化とはなにか』(講談社学術文庫、初版1976年)
『私の霊長類学』(講談社学術文庫)
『私の自然観』(同)
『自然学の提唱』(同)
『生物社会の論理』(平凡社ライブラリー)
『人間以前の社会』(岩波新書)
『人間社会の形成』(NHKブックス:日本放送出版協会)
などです。
特に『私の自然観』は、自然を愛し、山に魅せられてきた今錦さんの自然に立脚した雄大な「今西学」が構築されたものです。山、探検、渓流、季節、アフリカ、文化と進化などに名文をつづったこの本には、今西自然観のエッセンスが詰め込まれてます。人間と自然との間に垣をつくらず、人間も生物の延長にすぎないと考える一方、生物もまた人間と同じように主体性をもち社会をもつと考える自然観には、西欧の自然観を凌駕する、これからの自然観が、書かれてありました。
現在のコロナ社会が見直すべき新たなライフスタイルは、様々な先人の知恵に立ち返り、自分ごとにして、見つめ直すことが必要だと思います。
自然との関わり方、人々の自然観のあり方、失われた人間性を取り戻す必要があると感じるこの頃です!